Google One とは何?契約方法から料金プランまでわかりやすく解説!
Google One は Google が提供するコンシューマー向けストレージサービスです。コンシューマー向けのサービスであるため、 Google Workspace (旧 G Suite )のユーザーは利用することができません。Google フォトが2021年5月末で無制限が終了になるため、 Google One へのアップグレードを考えている方もいるのではないでしょうか。今回は Google One について解説します。
Google One とは何?
簡単に言うと、 Google One はコンシューマー向けの Google ドライブ( Gmail ・ Google フォトも含む)有料プランです。 Google One を契約すると、ユーザーは無料枠15GB(100GB以上)を超えるストレージ容量の確保、及び手厚いサポートを受けることができます。ちなみに「OneDriveと何が違うの?」という質問をされたことがあるのですが、 Google One と OneDriveは一切関係のないサービスです(笑)確かに紛らわしい名前かもしれないですが…

通常の Google ドライブとの違いとは
前述した通り、 Google One はユーザーが Google ドライブ・ Gmail ・ Google フォト共通の保存容量を追加購入するためのプランです。 Google ドライブの使い方については両者に違いはなく、無料から Google One にプランを切り替えた場合でも、既存のファイルが消去したり、ファイル移行が必要になったりはしません。
Google One とOneDriveの違いとは
名前が似ているので混同する方が多いようですが、この2つは全く別物です。前述した通り、 Google One は「Google ドライブ・ Gmail ・ Google フォト共通の保存容量を追加購入するための料金プラン」であり、 OneDriveはMicrosoftが提供するオンラインストレージです。
料金の比較を行う場合は Google One とOneDriveの比較を行うと良いですが、機能面の違いを比較する場合は、 Google ドライブとOneDriveの比較を行うと良いでしょう。
保存容量が15GBで収まらなくなってきたら Google One がオススメ
無償の Google アカウントでは、ユーザーに15GBの保存容量が与えられています。15GBの保存容量に影響を与えるサービスは以下の通りです。
サービス | ストレージ対象 |
---|---|
Google ドライブ | マイドライブ上に存在するPDF、画像、動画、及びゴミ箱内のファイル |
Gmail | メール、添付ファイル ※迷惑メールやゴミ箱内も含む |
Googleフォト | すべての写真と動画 |
使用容量が上限を超過しても、データが削除されることはありませんが、Google ドライブや Google フォトに新しいファイルを保存できなくなったり、 Gmail アドレスでメール受信ができなくなる可能性があります。 そんな時は Google One の出番です。Google One にアップグレードすると、ユーザーは15GB以上の保存容量を利用することができます。
Google One の料金プランは年払いがお得?

価格体系は以下の通りです。月額で払うよりも年間契約した方が安くなります。一番安いのは月額250円程度のスタンダードプランですが、長期的に利用する場合は年払いを選択すると良いでしょう。
プラン | 容量 | 価格 |
---|---|---|
無料 | 15GB | 無料 |
スタンダード | 100GB | ¥2500/年/ユーザー |
Advanced | 200GB | ¥3800/年/ユーザー |
プレミアム | 2TB | ¥13000/年/ユーザー |
プレミアムプランは月額1300円払えば、2TBのストレージを使えるようです。Google Workspace の Business Standard も月額1360円で2TBのストレージが利用できるため、価格はほぼ同じと言って良いですね。
Google One で2TB以上のストレージを利用する方法
Google One の公式ページを確認すると、2TB以上のプランは存在しないように見えます。以前は10TBのプランも存在していたため、削除されたのかもしれません。もしかすると。プレミアムプランを契約すると、公式ページで提案されるプランの表示が切り替わる可能性もあります(ブラウザにログインしているユーザーから現在契約しているプランがわかるため)。
Google One の3ヶ月無料キャンペーンとは
Google One の代理店であるソフトバンクが以前行っていたキャンペーンのようですが、現在は終了しているようです。スマホの契約を増やすためのキャンペーンだったと思いますが、現在終了していることから、あまり成果が上がらなかったのかもしれません。
Google One を利用するメリットとは?
サポートが充実している
Google One と契約するユーザーは Google の専門サポートを受けることができます。Google ドライブや Gmail 、 Google フォト以外のサービスもサポート対象になるそうです。ユーザーは以下のようなサポートを受けることができます。
- 23言語に対応したサポート体制
- ライブチャット・電話・メールによるフレキシブルな対応
最大5人のファミリーとファイルを共有できる
Google One と契約するユーザーは、ファミリーメンバー(最大5人)とストレージを共有することができます。複数人でストレージを共有することができれば、容量を持て余すこともなさそうです。
スマートフォン上の重要なデータが自動バックアップされる
Google One 向けに Android ・ iOS アプリもリリースされています。Google One アプリを使うと、写真や動画、連絡先など、スマートフォンの大切なデータが自動でバックアップされます。
Google One の容量確認
Google One の容量は、 Google ドライブ・ Gmail ・ Google フォトの総容量から構成されます。 Google One の容量はコチラから確認することができます。

Google One にはiOSとAndroidアプリが存在する
Google One には、iOSとAndroid2つのOSに対応したアプリケーションが存在します。 Google One をより便利に活用するために、是非アプリをインストールしてみてください。


Google One の契約と支払い方法
Google One の契約手順と支払い方法について説明します。
契約手順と支払い方法
(1) Google One の料金プランページに遷移します

(2) Google の利用規約に同意します

(3) 支払いのダイアログが表示されるので、支払い方法(3パターン)を選択します。
- クレジットカード
- PayPal
- ギフトカードとプロモーションコード

Google One の解約方法
Google One を解約する場合、Webからの手続きが必要になります( Google 直契約の場合)。アプリをアンインストールしても、契約解除にはなりません。解約手順は以下の通りです。
- play.google.com にアクセス
- 契約対象の Google アカウントでログイン
- 画面左の [定期購入] をクリック
- 解約する定期購入を選択
- [管理]
[定期購入を解約] をクリック
- 確認のポップアップで、[はい] をクリック
ハードディスクと Google One はどちらが良い?
私の知り合いに Google ドライブのファイル容量が増えすぎて1万円程度のハードディスク(保存容量は数TB)でファイルを管理している方がいます。この方の場合は、単純に画像ファイルをアーカイブしたいという用途だったため、ファイル管理はハードディスクで全く問題ありません。なぜなら、ファイルを取り出したいタイミングがほぼほぼないからです。
しかし、頻繁にファイルにアクセスがしたいという方の場合はハードディスクでは非常に不便に感じることは間違いありません。その場合は¥2500/100GB/年の Google One は検討する余地があると思います。ハードディスクとGoogle One のどちらを利用するのかについては、ファイルのアクセス頻度によって検討するのが良いでしょう。
今回のまとめ
- Google One の最低プランは月額250円
- Google One の公式ページを見ると利用できる最大容量は2TBになっている
- Google One はサポートが充実している
- Google One 公式の Android ・ iOS アプリを利用するとスマホ上のデータがクラウド上に自動バックアップされる
- 最大5人のファミリーメンバーとストレージを共有できる
- ファイルのアクセス頻度によってはハードディスクの方がお得かも
